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三菱重工業は、防衛省向けの新型海洋観測艦「あかし」を3月9日に引き渡しました。下関造船所江浦工場で行われた引渡式には、防衛省の職員ら約100人が出席しました。
「あかし」は、全長113.7メートル、全幅17.8メートル、総トン数約3500トンのディーゼル電気推進船です。建造費は約280億円に上ります。乗員は約90名で、そのうち9名が女性隊員となります。
この艦艇は、日本の周辺海域における水温構造や海底地形などのデータを収集することを任務としています。第1海洋観測隊に配属され、「にちなん」「しょうなん」と合わせて3隻体制で観測活動を行います。
三菱重工業グループは、陸海空にわたる防衛装備品事業を展開しており、今回の「あかし」の引き渡しは、約13年ぶりに同工場で行われる防衛省向け艦艇の引き渡しとなります。同社は、今後も省人化やライフサイクルコストの低減など、顧客の課題に応える自衛艦の開発に注力していく方針です。
